
2026.06.05
うがいには二種類あることをご存じでしょうか?
一つは、喉の奥を洗う「がらがらうがい」。
もう一つは、お口の中を洗う「ぶくぶくうがい」です。
当院では感染予防のため、診療前にユニット(治療用の椅子)に座っていただいた後、まず最初にクロルヘキシジンという殺菌成分を含んだうがい液でうがいをしていただいています。
その際、「がらがらうがい」をされる方と「ぶくぶくうがい」をされる方がいらっしゃいますが、歯科医院ではぜひ「ぶくぶくうがい」を意識していただきたいと考えています。
歯科医院で重要なのは「お口の中の清潔さ」です。
来院前に歯磨きをしてくださっている方も多いのですが、実際には歯と歯の間や舌の表面に汚れが残っていることも少なくありません。
ぶくぶくうがいを行うことで、こうした汚れや食べかすを洗い流し、お口の中の細菌の量を減らすことが期待できます。
お口の中には、約700種類・数百億個ともいわれる細菌(常在菌)が存在しています。
これらは良い菌と悪い菌がバランスを保っていますが、治療の際には悪い菌はできるだけ少ない方が、治療結果の安定や長持ちにつながります。
完全に無菌状態にすることは難しいですが、治療前にうがいをすることで細菌数を減らすことは可能であり、実際に殺菌成分を含む洗口液は口腔内細菌の減少に有効であることが報告されています。
そのため、治療前の「ぶくぶくうがい」はとても大切な準備の一つなのです。
その一方で外出後の感染予防(インフルエンザなど)として行ううがいは、「がらがらうがい」が適しています。イソジンなどのうがい薬を使うのも一つの方法です。
なお、「ぶくぶく」と「がらがら」の両方を行っていただいても問題はありません。
ただし、普段あまり「ぶくぶくうがい」を意識していない方も多いため、この機会にぜひ覚えていただければと思います。
ぶくぶくうがいのポイントは、顔を正面に向けた状態で、左右の頬を交互に動かしながらお口の中全体に水やうがい液を行き渡らせることです。
特に、歯ぐきと唇の間のすき間(口腔前庭)までしっかり行き渡らせることが重要です。
これを意識するだけでも、歯と歯の間に残っている汚れが出てきやすくなり、歯磨きの効果もより高まります。
明日からと言わず、ぜひ今日から「うがいの仕方」にも少し意識を向けてみてください。
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ちば歯科医院
院長 千葉淳
宮城県仙台市若林区河原町1-3-38
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