
2026.10.14
こんにちは。仙台市若林区河原町の、ちば歯科医院です。
今、この記事を読んでいるとき、上の歯と下の歯は触れていますか?
「歯ぎしりは家族に指摘されたことがないから大丈夫」
「強く食いしばっているつもりはない」
そう思っている方にも、知っていただきたいお口の習慣があります。
それは、上下の歯を、無意識に触れさせ続ける癖です。
「口を閉じると、上下の歯もくっつくのが普通」と思っていませんか?
実は、何も食べておらず、顎の力が抜けているときには、唇が閉じていても、上下の歯の間には少し隙間があります。
食べ物を噛むときや飲み込むときなどに歯が接触するのは自然ですが、普段からずっと噛み合わせておく必要はありません。
歯をこすり合わせる歯ぎしりや、強く噛みしめる食いしばりは、歯や顎に負担をかけます。食いしばりは、歯ぎしりのような音がしないため、気づきにくいこともあります。
一方、強い力を入れていなくても、上下の歯が軽く触れたままの状態が長く続くことがあります。この習慣を、歯列接触癖(TCH:Tooth Contacting Habit)といいます。
強く噛みしめる食いしばりとは異なりますが、軽い接触でも、続けるために顎の筋肉が働き続けます。
気をつけたいのは、力の強さだけでなく、歯が触れている時間の長さです。接触が長く続くと、顎の筋肉の疲れや、顎関節への負担につながることがあります。
また、食いしばりや、上下の歯を触れさせ続ける習慣が、頭痛や肩こりの一因になっている場合もあります。
頭痛や肩こりに加えて「顎が疲れる」「歯に違和感がある」という方は、日中、上下の歯が触れたままになっていないか確認してみてください。ただし、頭痛や肩こりにはさまざまな原因があり、お口の習慣だけで説明できるとは限りません。
例えば、こんな場面で確認してみてください。
スマートフォンを見ているとき
パソコン作業や読書をしているとき
家事や細かい作業に集中しているとき
緊張したり、考え事をしたりしているとき
「強く噛んでいないけれど、いつも奥歯が触れている」という方も、まずはその習慣に気づくことが大切です。
一瞬触れたことを気にしすぎる必要はありません。触れたままの状態が続いていないかを、ときどき確認しましょう。
上下の歯が触れていることに気づいたら、ゆっくり息を吐き、肩と顎の力を抜いてみてください。
目安は、**「唇は軽く閉じて、上下の歯は離す」**です。大きく口を開けたり、顎を無理に動かしたりする必要はありません。
机やスマートフォンの近くに「歯を離す」と書いたメモを置くと、気づくきっかけになります。ずっと意識し続けるよりも、気づくたびに力を抜くことから始めましょう。
顎が疲れる、噛むと歯が痛い、口を開けにくいなどの症状には、さまざまな原因があります。食いしばりや歯列接触癖だけが原因とは限りません。
症状が続く場合は、自己判断せず歯科医院で確認しましょう。
仙台市若林区・河原町周辺で、歯ぎしりや食いしばり、歯や顎の違和感が気になる方は、ちば歯科医院へご相談ください。
まずは、「普段、上下の歯が触れ続けていないかな?」という視点で、毎日の習慣を見直してみませんか。
参考:日本歯科医師会「お悩み相談!教えて先生|テーマ:TCH」、大阪大学歯学部附属病院「News Letter おおきに」2020年10月号
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ちば歯科医院
院長 千葉淳
宮城県仙台市若林区河原町1-3-38
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